エピソード55『ついに完結か、『Aフラへの道』血風録』
DARTS LIVE 2と時を同じくして、PHOENIXにも後継機が登場した。
その名を『VS PHOENIX』という。
さて先日。
シバリョーの『新選組血風録』を読んでいたのは、かなっぷ。
BATDARTSの常連、じんべいことじんべいさんが「クラウドナイン渋谷店に行く」というので、ふと『VS PHOENIX』のことを思い出した。
「土方くん、今日ぼくはなんだかとってもダーツを投げたい。というわけで、君も同行してくれたまえ」
「おお、近藤さん、行きますか」
そうして夜半、近藤かなっぷと土方じんべいはクラウドナイン渋谷店を訪れた。
「当方は新選組である! それがしの名と藩を申せ!」
その場に居合わせた正体不明の不逞浪士(店員)はなんのこっちゃ、いや、ただ「いらっしゃいませ」とのたまうばかり。
「うぬぬ……」
とりあえず、冷静に入店料を支払った。
ホットペッパーだかペーパーだかのクーポンを使うとお得だよ、と土方じんべい。
急ぎ近藤かなっぷは携帯電話を操作し、その画面を不逞浪士に見せつける。
「どうかね……?」
クラウドナインは、ドリンクもフードもチケット制なのであった。
普段は3枚貰えるチケット、クーポンを使えば4枚になる。
「さすが。やるな、土方くん」
「近藤さん、時代遅れっす」
また、近藤かなっぷはフェニックスカードを持ち合わせていなかった(紛失)ので、新しいカードを購入した。
「土方くん、はやく投げようさっそく投げよう」
ダーツをちょりんちょりん投げながら、近藤かなっぷは、あッ、という間に杯を重ねた。
もはやヨッパライである。
「近藤さん……」
「どうしたかね、土方くん」
「近藤さんのスタッツがとんでもないことになってます」
新しいカードの成績を確認してみると、なんとAフラの成績であった。
この調子であと6ゲームほど消化すれば、正真正銘のAフラである。
感無量。
長らく続いた『Aフラへの道』であったが、いよいよ終わりが見えてきた。
そうか、ついに完結か、いや長かった長かった。
翌日、病弱な沖田(渋谷のカリスマ)総司に確認した。
「俺さあ、もうすぐフェニックスでAフラなんだよね。そろそろ完結してもいいかしら、あの連載……」
「あれはDARTS LIVEじゃなきゃ駄目っすよ、バーカあーほ」
なにそのローカルルール。
To be continued...
本日の腕前:Rt.9.6 ↑(PHOENIX)Aフライト(審議中)
本日の一言:「財布の中に入ってたコナミスポーツクラブのカードが、フェニックスのマシンに反応した」