エピソード52『目指せナンバーワン、の巻』
11月終盤。
はやくも『うねり』が近付いてきました。
練習しなけりゃなりません、って言いながら、適宜投げております。
ところで、なぜに『うねり』ばっかり出てるんだろうか。
元来、負けず嫌いな性格ではありましたが、勉強という受験戦争で勝負することをあきらめ、仕事における地位争いで勝負することをあきらめ、ナンバーワンにならなくてもいい、なんつう歌を口ずさみながらアウトローさながらの暮らし、人呼んでロクデナシ、ダメ人間、もともと特別なオンリーワン、という勘違い野郎に育った。
しかし、初めて『うねり』で負けた時、いつものようにヘラヘラしてはいられなかった。
なんとしてでもナンバーワンになりたかった。
負けず嫌いが素直に表現でけた、というかね。
前回の『うねり』の準決勝。
今でも忘れられない、相手チームのボヤキ。
「こいつら、めっちゃ本気じゃん……」
当たり前じゃんか、本気だよ。
あんたら本気じゃないのなら、わざと負けてくれ、と思った。
ところが、本気度満点な我々のほうが負けてしまう。
本気じゃないような口ぶりのペアに負ける。
これがどんだけ悔しいことか。
獣神サンダーライガーばりの掌底を相手のアゴに喰らわせたいくらいだ。
けれども、ぼくは知っていた。
相手チームも、実はめちゃくちゃ本気だった。
異様なまでに集中して投げていた。
件の台詞は、きっと自分が本気であることの照れ隠しに違いないのだ。
本気だったからこそ、お互いに負ければ悔しい。
そんなのやだ。
勝ったら嬉しい。
だから勝ちたい。
そういう思いがつまった『うねり』まで、あとわずか。
山あり谷あり、今回はどんなドラマが待ち受けているのだろうか。
ま、ヘラヘラ乗り越えていきますけどね。
To be continued...
本日の腕前:Rt.8.07 ↑(DARTS LIVE)BBフライト
本日の一言:「メガタッチにハマリ中」