エピソード84『春、酢の棒』
春スノボ行ってきました。
春とはいえ、雪ガンガン降ってましたけどね。
滑っている時に、一つ思い出したことがありまして。
力んだ状態から力を抜こうとするのは難しい。
脱力の状態から、必要な力を少しずつ加えていく。
先日のスクールオブダーツでも出てきたこの話。
スポーツ学としては基礎的なことかもしれませんが、ダーツに限らずスノボにも応用できるんじゃないかと思い、実践してみたわけです。
自分、力んだり硬かったり疲れたりしていると、膝を突っ張りがちになってしまい、雪面の凹凸に膝のクッションが対応できない場合があるんです。
ですんで、少しでも力みや硬さや疲れを感じたら、脱力した状態からスタンスを作り直す。
これ至極、軽快です。
調子に乗って4000Mをノンストップで一気呵成に下る、とかやってみたら、残り1000Mくらいで体力ゼロ。
ゼイハア言いながら脱力から少しの力も入らず。
初心者コースへ入ったところで豪快に転倒。
一人ダブルマックツイスト(もともと一人でやるもんだけど)かっちゅうくらい回転して、両脚複雑骨折、救急車で搬送された先の病院で入院生活が始まり、担当の女医がかなりの美人だったので、緊張しながらも「普段はダーツを投げているんです。この脚でもう一度ダーツを投げることはできますか。そしてAフラになれますか」と訊ねたら「アンタじゃ無理ね」と一蹴された後、誰もいない個室で涙を流すぼくの肩に、そっと手が置かれ、ハッと振り返るとそこにはまた知らない車椅子の美女の姿があり、どうやら彼女も同じくスノボで脚を骨折したらしく意気投合、かさ地蔵が金銀財宝を届けてくれるわゴンぎつねは山の幸を届けてくれるわ鶴は反物織ってくれるわで何の不自由もなく、やがて二人は一男一女をもうけ末永く幸せに暮らしましたとさ。
という嘘、4月1日ダーツは上向き。
To be continued...
本日の腕前:Rt.9.48 ↑(DARTS LIVE)BBフライト
本日の一言:「願望じゃありません」