いつまでも、うだつのあがらぬダーツをするのはもうおよし。
ぐだぐだぐだぐだ。
レーティングも10になったかと思えば次の日にゃ8になったり。
ゼロワンで100アベうったかと思えば、次のゲームでは30アベになったり。
このぐだぐだな状態から脱却するためにはどうしたらいいのか、考えた。
そういえば、かのオバマ大統領がチェンジチェンジ言ってた頃、かなっぷも忘年会で言わされたっけ。
「チェンジ!」
いやいや、そういうお店に行ったわけではなくて。
無店舗型のお店に従事している人へ、そういう依頼をしたわけでもなくて。
人間変わらなきゃ、ってことです。
人間が変わるためには、大幅な修正案が必要です、ってことです。
結果、その後かなっぷは人間的なチェンジに成功した。
※失敗だったという説もある。
というわけでダーツも「チェンジ」を試みたのである。
どういうことかというと、思いきって投げ方を変えてみた。
1、右手でダーツを握り、セットアップで停止、よく狙う。
2、狙い終えたらテイクバックして、そのライン上をなぞりながら腕を返し、よきところでリリース。
今までのスローでは、セットアップでの停止状態を挟み、大きくわけると二段階の動きになっていたわけです。
これを便宜上『二段階投法』と呼びます。
まあ二段階右折みたいなもんです。
この二段階投法の場合、セットアップで停止した時に、どうにもこうにも手首の向きが気になっちゃってしょうがない。
少し左向きになっているんです。
骨格の都合上。
これを真っ直ぐにしてからテイクバックした方がいいのか、そのままテイクバックして、真っ直ぐな状態で腕を振り出すのか、気にせず左向きのまま投げちゃえばいいのかで、セットアップの停止時にごにょごにょ悩む。
結果、テイクバックの最下点で手首のごにょごにょ調整が始まり、結局調整が利かないままダーツはやや左上向きに抜け、『5』や『12』へ刺さりがちになっていた。
こうなるともう毎回セットアップが鬱陶しくてしょうがない。
だったら、鬱陶しいものは排除せよ、である。
迷ったらシンプルなフォームに立ちかえれ、とKTM.氏も言っていた。
しかし、セットアップの制止状態をあっさり排除してもいいものだろうか。
セットアップできちんと狙え、的な理論も聞いたことがある。
セットアップで止まらないプロの選手を、日本ではあまり見たことがない。
ん?
日本では、ということは、どっかで見てるってことだ。
すぐに思い出した。
エイドリアン・ルイスだ。
テイラーの弟子であるはずなのに、投げ方がゼンゼン違う。
厳密に言うと、ルイスの場合、明らかな制止こそしないが、動的な二段階投法をしている。
言うなれば1.5段階投法くらいか。
一つの動きの中で、グリップし、動きながらセットアップしつつ狙い、テイクバックし、腕を返してリリースする。
あまりよくないんじゃないかと思ったことが一点。
テイクバック時にダーツを握り込んでいる。
けれども、それも動きの中で行っているので淀みがない。
決まりきったバラつきのない動き、というべきか。
なるほど。
よしっ。
ニューワールドチャンピオンの時流に巻き込まれてみよう。
そして、フォームをパクろう。
そうやって正しいかどうかもわからないのに見切り発車のままフォームの改造に着手したのであった。
結果は如何に。
続く……
現在のレーティング:9.22(DARTS LIVE)BBフライト