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2008年03月 アーカイブ

2008年03月02日

エピソード34『グリップはじめて物語・後編』

すっぽっこーん!

さあ、前回までのあらすじだよ。
更なる飛躍へ向け、新たなグリップに挑戦するかなっぷであったが、その結果、投げたダーツはあらぬ方角へと飛躍してしまったのだった。

な、なんでっ!?

愕然としながらも、その後、しこたま投げてみた。

だが、どうしてもスッポ抜けが多い。
勿論、新しいグリップに慣れていないという理由もあるけれど。
なんでだろう、ううむ。

考え悩むこと、ものの数分。
どうやら、使っていたバレル Bull's Star STELLAの前方のツルツルの部分が滑るっぽいのだ。
指が直接フィットする部分なだけに、ツルンといきやすい。

そこで何か違うバレルを、と思い立ったワタクシ。
たまたまそばにあったHarrows ASSASSIN tungsten97%を手に取り、ペンホルダーで握ってみた。

「ぬおっ!?」

みごとなくらいに気持ちいい、なんだこの感覚。
すっぽり、しっぽり、いや、ずっぽり、ぺったんぴったん。

通常のタングステン80%な ASSASSIN も試してみたが、まるでダメなのである。
タングステン97%のスペシャルエディションでないと。
俺の手ってば、なんたる高級指向。

こりゃしばらくはスペシャルASSASSIN 使うっきゃねーな、なんて思ってた矢先。

「あ、かなっぷ君、ちょっとこっちへ来てくれたまえ」

ロン毛のお兄さん(スタッフ)に呼ばれて行ってみると、なんと、Bull's Starさんから新作バレルのサンプルが届いた、というではないか。

人気メーカーの新作バレル。
試しに握ってみると、ASSASSINと同様、すっぽりと手にフィットした。
試しに投げてみると、ブルは外れたが、矢の速度が1.2倍増し、になったような気がする。
うん、悪くない。

そうか。

このバレルを使いこなそう。
このバレルとともに、俺は成長するのだ。
成長して、Bull's Starさんにスポンサードしてもらうのだ。

「これ、俺使います。テストプレイヤーになります!」

こうしてレーティング6の男は、Bull's Starさんの協力のもと、NEWグリップ&NEWバレルを携えたテストプレイヤーとして、新たな第一歩を踏み出したのである。

逆に言えば、これでレーティングが下がったら、怒られてしまうのである。
レーティングが下がった場合、新作バレルのせいじゃないよ、ということだけは声を大にして言いたい、今日この頃です。

To be continued...


本日の腕前:Rt.6.10 ↓(DARTS LIVE)Bフライト
本日の一言:「気付けばCCフライト転落の危機」
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2008年03月13日

エピソード35『ブッ飛ぶ秘訣』

アスリートたちが、異なるスポーツの場へと転向する。
実は、そう珍しいことではありません。

最近では、プロ野球から格闘技のK−1へ転向した立川隆史選手。
古いところでいうと、野球からゴルフへ転向し、大成功を収めたジャンボ尾崎。
あのジャイアント馬場も、読売巨人軍の投手出身です。
NBAを引退したバスケの神様マイケル・ジョーダンが、メジャーリーグへの挑戦を表明し、話題になったこともありました。

では、ダーツ界の場合、そこんトコどうなっているのでしょうか。
ダーツで活躍するためには、どんなスポーツを経験しておくとよいのか。
少しだけ考えてみました、そこんトコ。

まず、日本のダーツ界から他のスポーツへと転向しようとするプロダーツ選手は、さすがにまだいないと思います。
今後ダーツから総合格闘技へ、なんて選手がでてきたら、確実に応援しますけどね。
ダーツから大相撲、ダーツからフィギュアスケート、なんてのも魅力的です。

フィル・テイラーとかピーター・マンレーであれば、大相撲ですぐに活躍しそうですけど。
見た目。

逆に、どんなスポーツを経験していると、ダーツでアドバンテージを得られるのでしょうか。
強いダーツプレイヤーが、元プロ野球選手だったり、バスケットボール経験者だったり、居合道の経験者だったり、ビリヤードでもプロ級の腕前だったり。
そういう事例はいくつか話に聞いたことがあります。

自分が対戦してボロ負けした相手は、バスケットボールの経験者であることが多いです。
ものを『投げる』競技はいくつもありますが、バスケットボールのワンハンドシュートは膝を使わなければ、ダーツのスローイングに似てなくもない。
バスケとダーツ、何らかの関連性があるのは間違いありません。

また、以前、某人気コミックのおかげでバスケットボールのプレイヤー人口が一気に爆発しましたが、その時以降にバスケを始めた人々が、どんどんダーツに流入している感じがします。
バスケ経験者のダーツ人口が増えるとどうなるか。
バスケ経験者の中から上手い人が現れる可能性もぐっと高くなります。

バスケでポイントゲッターだった過去をお持ちのあなた。
上記の経験上、ダーツでは強くなる可能性がありますので、ガシガシ練習したほうがよいです。
私はポイントゲッターどころかドリブルもままならなかった過去をお持ちなので、ほどよくダーツの練習をすることにします。

さて、つい先日の話。

BAT"DARTSのお客さんの中に、ものスゴイ人を見つけました。
ダーツを試しに投げると、まるで弾丸を射出しているかのような飛び方です。
ガコッ! ドゴッ! と凄まじい音が響き、ダーツボードがあり得ない揺れ方をします。
お客さんたちのダーツの飛び方をたくさん見てきましたが、その人の飛び方は文句なしランキング第1位、ワールドチャンピオン級。
とんでもなくブッ飛んでいるのです。

「……も、もしかして、野球とかやってました?」

野球だ、きっと野球に違いない。
きっとこの人はピッチャーで、きっととんでもない豪速球を放っていたに違いない。
きっとあの松坂大輔をも上回る逸材だったに違いない。
それならダーツの飛びっぷりにも納得がいく。

早く教えてください、先生!
俺もそのスポーツをやります!
いったい何のスポーツをやってたというんですか!?

「いや……ケンカばっかしてた」

す、ストリートファイティンぐう……!?

To be continued...


本日の腕前:Rt.6.15 ↑(DARTS LIVE)BBフライト
本日の一言:「先日、ひさしぶりに馬を走らせました、ヒヒヒーンつって」
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2008年03月22日

エピソード36『Like a Rolling Stone』

ぼくんちは魔窟。

居室には洋服、本、雑誌、CD、食べ物、飲み物、ゴミ、その他諸々が散乱。
昔の九龍城砦よろしく、小さく小さくスラム化している。

お台所のあたりでは、あの茶色い悪魔がカサカサと出現することもたまにある。
生きとし生けるもの、すべての共存共栄を目指すぼくとしては、トーゼン見て見ぬフリ。
後輩たちには「同棲生活って不思議。だって寂しくないんだよ」と語る。

先日、カオスな部屋を思い切って片付け始めた。
半強制的に、行政指導。

するとどうでしょう。

昔、使っていたバレルとか、チップとか、フライトとか。
ダーツグッズの数々が、うじゃらうじゃらと出てきよるのです。
一度たりとも使われず、新品パッケージ入りのものまである始末。

石ころみたいに、ウチで転がり続けた気分はどうだい?
そろそろ帰ろうか、ダーツショップへ。

というわけで、中古バレルの類は渋谷バットダーツ行き(使途不明)。
新品グッズの類はクイズ企画のプレゼントとして使うことにします。

かくして、ぼくんちの魔窟は、九龍城砦と同様に取り壊され……なかった。

余計に散らかった。
これぞまさしく、火に油。

To be continued...


本日の腕前:Rt.6.03 ↓(DARTS LIVE)Bフライト
本日の一言:「中古ボード(エクリプス)もライカロリンストンだ」
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