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2008年06月 アーカイブ

2008年06月03日

エピソード41『プロジェクトうねックス 〜挑戦者たち〜 前編』

2008年6月1日。

東京、新宿で開催されたダーツトーナメント『うねり』。

新宿にある幾つかのダーツバーが予選会場となり、実力にあわせてクラス分けされた出場者たちは、それぞれに散って予選を行う。

予選を抜けると、決戦の地はダーツバーロスカボス新宿店。
ロスカボスで行われる決勝トーナメントは、出場者たちの憧れの聖地でもあった。

その『うねり』を控えた、とある日の渋谷。

そこには、いよいよ窮状に追い込まれている男たちがいた。

ダーツショップBAT"DARTS(ナインダーツ.jp)のSTAFF、『みっちー&かなっぷ』である。


二人とも、ダーツ歴は長いものの、なかなか上がらないレーティング。

『第2回渋カボ杯』をはじめとする、幾多のトーナメントでの不甲斐ない成績。

お客さんたちにまで浸透した『ちこっぷ』や『ひまっぷ』、或いは『ペルー人』などの、不名誉なニックネーム。

ショップ店員としての尊厳は、今やすっかり失われてしまった。

「あそこのダーツショップ、いつもロン毛の兄ちゃんがフラフラしてるよな」

そこに訪れる誰しもが、彼らは一応ダーツショップの店員である、ということを忘れていた。

もはや通常の手段での失地回復は、不可能であった。

こうなったら『うねり』で優勝するしかない。
二人の男は初めて本気になった。


かつて、日本で行われた総合格闘技イベント『UFC-J』。

グレイシー柔術の黒帯、マーカス"コナン"シウヴェイラから、見事な一本勝ちを奪ったのは、プロレス出身の桜庭和志だった。

「プロレスラーは、本当は強いんです」

桜庭の試合後のコメントは、歴史に残る名言へと昇華した。


渋谷で鬱屈としている二人の男たちも、当時の桜庭同様、チャレンジャーだった。

己のプライドを賭して戦い、そしてこう言いたかった。

「ダーツショップの店員は、本当は強いんです」

丸パクりだった。


誰もが不可能だと思った『うねり』の優勝。
これは、その不可能に挑戦し、暖かい声援を受けながらも華麗に散っていった、酔いどれ男たちのドラマである。

風の中のすーばるー♪

砂の中のぎーんがー♪




というわけで、前置きが異様に長い今回。

いよいよ『うねり』に出場した私かなっぷ。
今回はアルコールによる被害を最小限にくいとめましたので、そのレポートを詳細にお届けしてまいります。

題して『プロジェクトうねックス 〜挑戦者たち〜』、前中後編、及び完結編の全4部作。

長くて長くて長いですが、これは書き記しておかなければならないのです。
ダーツ歴4年、その集大成ともいえるダーツ人生第一章のすべてがここにあります。

暇つぶしにでもお読みいただければ幸いです。

では、どうぞ。




……2008年6月1日午前10時。

みっちー&かなっぷの二人は、渋谷BAT"DARTSへ午前10時に集合することになっていた。

二人が出場するSilverクラスの集合は午前11時30分〜。
その前に充分なウォーミングアップをして、万全を期すのである。

かなっぷは、頭痛薬、レッドブル、そしてアサヒスーパードライ(酒と薬は一緒に飲んじゃダメ)を持参し、定時に渋谷へ到着した。
普段『遅刻王』の称号を欲しいままにしているかなっぷは、こういう時だけキッチリ時間通りに現れる。

一方、普段、時間厳守のみっちーは、ダーツを家に忘れるという大チョンボを犯した。
30分以上の大遅刻である。

しかし、かなっぷは怒らなかった。
エントリーにさえ間に合ってくれれば、どうでもよかった。


……午前11時30分。
BAT"DARTSでのウォーミングアップ終了後、二人は新宿へと移動する。

予選会場は、歌舞伎町にある『Bar ACQUA』だった。

店内には、緊張が張りつめ、互いに相手を牽制し合う独特の空気が流れていた。

いよいよ、これから予選が始まる。
BAT"DARTS以外ではあまり投げない内弁慶のかなっぷは、再びのウォーミングアップをしながら緊張していた。

狙った場所に、思い通りに刺さってくれない。

「BAT"DARTSと勝手が違うんで、こりゃ本当にヤバいと思いました……」

とにかく、緊張をほぐすため、自らのウォークマンのイヤホンを耳に挿入した。
トーナメントでは音楽が大事、それが、みっちーとかなっぷの持論だった。

すると『Bar ACQUA』の店内に、突如、耳覚えのある曲が流れ始めた。

Perfumeだった。

かなっぷは二年前、とあるイベントで生Perfumeを観かけたことがあった。

なんかうねうねするダンスに、YMO以来の耳新しいテクノポップチューン。
それは、今までロック漬けだったかなっぷにとって、衝撃以外の何ものでもなかった。

「なんじゃこりゃあ……という身体に風穴空けられた感じでしたね」

以来、Perfumeはかなっぷの中で気になる存在であり続け、そして最近、ようやく世間的にもブームが到来したのだ。

店内に流れるPerfumeで、ノリノリになっている気持ち悪いロン毛の男が二人。
その姿を見て、『Bar ACQUA』のSTAFF、RABIさんが言った。

「DVD流しましょうか?」

「まじっすか!?」

ちなみに、みっちーは『のっち』が。
かなっぷは『かしゆか』が好きだった。

「『あーちゃん』は、すっぴんのが可愛いよな」

みっちーが、そうやってフォローした。

ダーツの方も、きちんとフォローしてくれるとありがたいのに。
かなっぷはそう思いながら、初戦に向けてのコンセントレーションを密かに高めていく。

こんなことで大丈夫なのだろうか。
予選突破はなるのであろうか。

先行きは不透明だった。

To be continued...


本日の腕前:Rt.7.40 ↑↑(DARTS LIVE)Bフライト
本日の一言:『直前までの調整で、レーティング上がりまくり』
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2008年06月07日

エピソード42『プロジェクトうねックス 〜挑戦者たち〜 中編』


「うねぇックス……」←プロジェクトX風に。


『うねり』Silverクラスの予選は、2店舗8つのグループでラウンドロビンを行う。

各グループの二位までがベスト16となり、決勝トーナメントへ進出。
そのまま各店舗で行われる決勝トーナメントの一回戦に勝利すると、ベスト8。

そこで初めて、聖地ロスカボスへと移動できる。




……2008年6月1日午後12時30分。

すでにウォーミングアップは完了し、店内にはPerfumeが流れていた。
みっちー&かなっぷ、二人の男は、万全の態勢で『うねり』の初戦を迎える。

01づくし、と銘打たれた今回の『うねり』。
silverクラスの試合形式は、701マスターアウトの3レッグ勝負だった。

だが、試合直後から、思わぬ事態が発生した。

準備は万全だったのにも関わらず、かなっぷのダーツが思い通りに刺さってくれない。

みっちーが順調にブルを確保する一方、かなっぷはノーブルを続けた。
普段はフラフラしているかなっぷも、さすがに焦りを見せ始める。

「なんじゃらばー、ぶわっ、ぶわっ」

壊れかけのかなっぷを放置し、試合は進行する。

幸いなことに、相手も初戦の緊張からか、同レベルの戦いを繰り広げていた。
展開の有利が、めまぐるしく入れ替わるシーソーゲーム。

そして、かなっぷのターンが再びやってくる。

701から始まり、すでに残すは103だった。

かなっぷは思った。
ここはとにかく一本でもいいからブルに入れよう、と。
ノーブルで終わることだけは、どうしても避けたかった。

1本目、ようやくブルに入った。残すは53。

2本目、アレンジして3シングル。残すは50。

3本目、またブル。

奇跡だった。

あれだけブルが入らなかったのに、初めてのブルが100点以上のフィニッシュ絡み。
見事なLOWTONあがり、ハイオフというヤツである。

「0にすることだけを考えてブル残しにしたら、最後も入っちゃった、やっぴー」

コメンタリーはアホだけど、ここから、彼のフィニッシャーとしての能力が開花することになる。

その後は、2ndレグを相手に取られ、1対1のイーブン。
勝負は最終レッグに持ち込まれた。

迎えた最終レッグ。
かなっぷはここでもブルが思い通りに狙えなかった。
しかし、フィニッシャーとしての能力を発揮し、無事にフィニッシュ。

初戦は2−1の辛勝。
しかし、みっちーがTONやHATで点数を削り、かなっぷがキッチリ0にする。
その後の試合展開を左右する役割分担が、この時すでにできあがっていた。




二戦目。
試合までの待ち時間の間、みっちーとかなっぷと『Bar ACQUA』のスタッフRABIさんは、Perfumeについて語った。

「やっぱ『かしゆか』最高」

「『のっち』から入って、最終的に『かしゆか』に落ち着くのが定石らしいっすよ」

「あれ、『あーちゃん』は?」

「だから、『あーちゃん』はすっぴんが可愛いの!」

「あと、喋りが面白い」

「そうそう……」

ダーツとは無関係な意気投合。
そのせいかどうか知らんけど、二戦目は2−1で負けてしまった。

最終レッグはなんとか奪取し、辛くもストレート負けだけは避けた。
ちなみに、そこでもフィニッシュはかなっぷであった。

これでとうとう一つ負けがついてしまい、戦況的にも精神的にも負担が大きくなった。
もしかしたら、他の2チームが抜け出て、予選敗退かもしれない。
二人の脳裏を、最悪の結末が過ぎる。




その後、長い長い待ち時間を経て、三戦目がやってきた。
いよいよラウンドロビン最終戦だ。

戦況はといえば、四組中三組がもつれ、この直接対決を勝てば、なんとか二位通過できる。
ここは死んでも勝たなくてはならない。

ところが、気合いが空回りしたのか、1レグ目を相手に取られてしまう。

続く2ndレッグも、相手有利のまま進行していく。

絶体絶命。

もう死んだ。

ロスカボスへの道は閉ざされ、優勝は夢と散った。
かなっぷは、そう思って絶望した。

ところがである。
両チームともグダグダになり、701を15ラウンドであがれなかった。
なんという結末。

こういう場合、どうなるのか。

なんと、コークでそのレッグの勝敗が決するという不思議なルールだった。

あろうことか、みっちーはそのコークをさらっと適当に投げやがった。
そしてブル外しやがった。

オウシット!
なにしてくれとんじゃぼけかすロン毛!

と、怒鳴りかけたその時、相手はさらにその外側へ外した。

「うおお! アブねええ!」

2ndレッグをコークで奪取した瞬間だった。
首の皮一枚つながる、とはまさにこういうことである。

こういう奇跡に近いことが起こると、場の流れはみっちー&かなっぷ組に傾く。

崖っぷちからの生還。
そして逆転。
すべては必然。
シナリオ通り。

漫画の『賭博◯◯録 カイジ』で読んだ台詞がフラッシュバックしながら、続く最終レッグも華麗にフィニッシュ。
2−1で、なんとかかんとかギリギリの勝利。

こうしてみっちー&かなっぷは、グループ中の二位。
ベスト16が確定した。

ロスカボスまであと1勝である。




もはやこうなると、勢いまかせだった。

間もなく始まった決勝トーナメントの1回戦。
相手は別グループの1位通過チームだったが、ここをストレート勝ちで撃破する。

最後はフィニッシャーかなっぷ炸裂。
残り93を57(19T)、36(18D)で華麗にフィニッシュ。

「Aフラどころか、AAみたいでしたね……あの時は」

で、できる!
俺、できる子だあ!

なんて自画自賛しつつ。

一時は敗退の予感から、偏頭痛がした。

このまま負けたら、BAT"DARTSスタッフを始めとする一族郎党から、再び小馬鹿にされ続けるに違いない。
もういい加減、三十路だというのに……。
そんなのヤダい!

負けてなるものか。
その執念が実ったのである。

こうして、二人の男は、いよいよ聖地ロスカボスへと展開するのだった。

To be continued...


本日の腕前:Rt.7.40 ↑↑(DARTS LIVE)Bフライト
本日の一言:「長っ……」
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2008年06月27日

エピソード43『プロジェクトうねックス 〜挑戦者たち〜 後編』

『うねり』決勝トーナメントの一回戦を快勝。
ベスト8が確定したみっちー&かなっぷの迷コンビ。

いよいよ決戦の地、聖地ロスカボスへ向け、二人は旅立った。

が、その五分後。

二人は道に迷っていた。

「うねぇックス……」←プロジェクトX風に。←ひつこい。



……2008年6月1日17時頃(記憶曖昧)。


「コッチちゃうやんけ! はげっ!」

どこをどう間違えたのか新宿駅方面へ向かうはずが、大久保辺りにいた。

「お前がコッチや言うたやんけ! ぼけっ!」

けなし合いながら、おおよそ30分後。
二人はようやくロスカボスに到着する。

ロスカボスは、すでに大混雑していた。
かなっぷは、ふと、あることを思い出した。

それは……先日、渋谷で行われた『第二回渋カボ杯』。
かなっぷは渋谷で泥酔し、記憶をなくす大失態。

しかし、その時にそこで知り合った人々は、かなっぷを問答無用で許してくれた。
泥酔しようが、昏倒しようが、記憶なくそうが、かなっぷはかなっぷ。
BAT"DARTS店頭で顔をあわせれば、ニッコリ笑って、気さくに話しかけてくれるのである。

そんな愛ある皆さんに『うねり』の話をすると、決まってこんな言葉が返ってきた。

「ロスカボで会いましょう」

お互い決勝トーナメントの準々決勝に進出して、そこで再会しようじゃん!
みたいな、ポジティブな意味合いの言葉であった。

そして、かなっぷはやってきた。
みんなとの約束通り、このロスカボスへやってきたのだ。

うおお、もはやかなっぷは『走れメロス』のメロスの気分であった。

人質となったセリヌンティウスであるところの『うねり』の優勝。

それをば、奪還するため、命を賭して再び戻ってきたのだ。

走れ、かなス。


さて、そうこうしているうちに、Silverクラスの準々決勝が始まる。
人の波をかきわけて、マシンの前にたどり着く、みっちー&かなっぷ。

そこには屈強そうな対戦相手が待ち構えていた。

奇跡に次ぐ奇跡、つまりミラクルで、今までは勝ち進んでこれた。
しかし、ロスカボにおいては、そうは問屋がおろさない。

目の前の金髪のニーチャンたちは黙々と投げ込んでいる。
やばい、強そうである。

今度こそ、本当に年貢のおさめ時かもしない。

かなっぷが弱気になった、まさにその時だった……。

「かなっぷサン、頑張って」

「えっ……」

後方を振り返ると、『第二回渋カボ杯』で知り合った面々が集まっていた。
それも、一人や二人ではない。
ざっと見ても十人くらいは集まっている。

おまけに、BAT"DARTSの常連さんたちもいる。
それに、普段あまり喋ったことはないが、顔くらいは見知っているお客さんまで。

みんな、試合を心待ちにしているかのような表情を浮かべていた。

かなっぷは「あ、ここはホームなのだ」と錯覚した。

よくよく考えてみれば、実は、このロスカボス新宿店。
クルージングプランというナイスな感じのコースがあり、合◯ンで、過去何度もお世話になっていたのであった。
まさにホーム、まさに我が家である。

ちなみに。
かなっぷは、合◯ンでダーツをして、ぐんぐんに盛り上がった試しがない。
しばらくはしないそうです、ダーツ合◯ン。


さて、試合は圧勝だった。

強そうな雰囲気とは裏腹に、相手はロスカボの雰囲気にのまれ、調子が悪そうだった。

また、内弁慶のかなっぷが、鬼神の如き強さ、というほどでもないが、外でも弁慶であった。

しかも、それまでしこたま呑んでいたのにも関わらず、泥酔はしていなかった。

でもそれらは、すべて、みんなが応援してくれたおかげだ。

かなっぷはそう思った。

かなっぷには、ダーツは一人でするもの、という概念がどこかにあった。
ストイックにダーツ道を極めようとしたら、孤独な戦いを強いられる。
そういうものなのだ、ダーツは、と思っていた。

でも、こういう楽しみ方もあるのか、と初めて知った。
みんなで支え合いながら、一丸となって試合に勝利する。
そうやってステップアップしていく方法もあるのだ、と悟った。

ありがとう、みんな。
ぼくはシアワセだよー、と叫びたかった。
恥ずかしくて叫べないので、ウィスキーをぐびぐび呑んだ。



そして、ついに運命の準決勝を迎える。

もはや、なんだってできる気がしていた。
だって、みんなが応援してくれるから。

そうやって、かなっぷはすっかり安心しきっていた。

1レグ目は完勝だった。
みんなの声援が乱れ飛び、かなっぷは興奮した。
なんたって、自分のパフォーマンスでみんなが喜んでくれるのだ。
楽しくないわけがない。

ところが……。

「空を飛べるんだ」
調子に乗ったイカルスは、太陽の熱に、ロウで固めた翼をもぎ取られてしまう。

2レッグ目。

調子に乗ったフィニッシャーかなっぷは、お酒に、フィニッシュする能力をもぎ取られてしまった。

待っているのは、墜落だった。

なかなかフィニッシュできない。

それは、みっちーも一緒だった。

ジリ貧状態でいたところ、相手にフィニッシュをさらわれた。

そんな馬鹿な。

あんなにも活躍したフィニッシャーかなっぷは、一体どこへいってしまったというのか。



そして、悪い流れのまま、最終レッグへ。

最悪の結末だけは避けなければならなかった。

避けなければならなかったけれど、避けきれなかった。

事故。

フィニッシュできない、という大事故。



そうして、みっちーとかなっぷは、帰らぬ人となった。



満を持して臨んだ『うねり』春。
結果は3位入賞だった。

優勝を狙い、そのためだけに調整を続け、そのためだけになんかいろんなものを我慢した。

その結果が3位。
満足なんか、到底できなかった。

失意のドン底で、氷川きよしの『ズンドコ節』が無限ループしていた。

「ずん、ずんずん、ずんどこ……きよし!」

きよし。
きよし。
たけし。
コマネチ。

3位という現実を受け入れたくなかった。



その後、下北沢の焼肉店で祝勝会&反省会が開かれた。

しかし、早起き&酔いどれのかなっぷは、完全に電池が切れていた。
レバ刺だけ食べて、一人だけタクシーで帰宅するのだった。


みんなが期待していた。

声援がありがたかった。

どうしても勝ちたかった。

けど、勝てなかった。


かなっぷは部屋で一人きりになった。

その日の出来事を思い返し、そして少し泣いた。


それでも明日はやってくる。

To be continued...


本日の腕前:Rt.7.71 ↑(DARTS LIVE)Bフライト
本日の一言:『BBが見えてきた』

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2008年06月28日

エピソード44『挑戦者たちのその後〜プロジェクトうねックス完結編』

どうもこんばんは。
プロジェクトXのまねごとを始めたばっかりに、筆がなかなか進まず苦しんだかなっぷです。

前述の『うねり』以降、燃え尽き症候群よろしく、ダーツを引退気味にサボっておりました。

そのまま歳を重ねつつ「昔はB&W社というところでジョン・パートのバレルを作っておってのう、あれが至極投げやすかったんじゃがのう……」なんてダーツグッズの歴史の一端を担った生き証人として静かに余生を過ごすつもりでしたが、アホか、こんなんじゃいかん、と思い直し、BAT"DARTSのご近所、クラウドナイン渋谷店のハウストーナメントに出場。

しかし、あえなく秒殺されてしまう始末。
相変わらずフィニッシャーではありましたが……。

こんなんじゃAフラなんて到底無理。
もう本当に引退だな、こりゃ。

なんて思ってたら思ってたで、レーティングがぐんぐん上がります。

どうやら、01の練習ばっかりしていたせいで、クリケットのスタッツが異常に低い。
そこでクリケットをやってみると、ぐんぐんに上がってしまうのですよ。

でも、それもこれもBAT"DARTSでばっかり投げているからです。
しかも相手は、『うねり』のパートナー、みっちーとかです。
きっと、内弁慶効果なんでしょう。

誰か、私をダーツに連れてって。

To be continued...


本日の腕前:Rt.7.71 (DARTS LIVE)Bフライト
本日の一言:『次の目標は、このままの流れでAフラになること』

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